「1日3回、1回3分」という標語を愚直に守っていても、虫歯や歯周病の恐怖から逃れられない人が後を絶たない。原因は極めてシンプル。「磨いている時間」と「実際に汚れが落ちていること」はまったく別物だからだ。特に歯垢(プライヤー)は粘着性が高く、毛先が直接触れなければ水流や軽い空気圧程度ではビクともしない。
日本人の約8割が抱えているとされる歯周病予備軍。その温床となるのが、歯と歯肉の間にある「歯周ポケット」だ。一般的なケアでは届かないこの微小な境界線に、尖端の極細毛がミリ単位でジャストフィットする。自己流のブラッシング癖がついている人ほど、道具を替えた瞬間にその「引っかかり感」と「汚れが刮ぎ落とされる感覚」に愕然とすることになる。