かつてV6エンジンの重低音を響かせていたイエローキャブの車群は、今や静粛なモーター音を立てて走るゼロエミッション車(ZEV)へと一変した。ニューヨーク市公用車・タクシー・リムジン委員会(TLC)が掲げた「全車電動化」のロードマップは、2026年に至り最終段階を迎えている。
急速充電インフラの不足や初期導入コストの高さに悲鳴を上げていたドライバーたちも、今では街中に整備された超急速充電ステーションの利便性を享受し始めている。マンハッタンの路上を滑るように走る黄色いEVの群れは、環境都市へと変貌を遂げるニューヨークの新たな象徴だ。