SNS、大手掲示板、Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)を徹底調査すると、宿題に関する家庭内の衝突や苦悩が生々しく浮かび上がってきます。
「毎日『早く宿題やりなさい!』と叫び続けて親子関係が最悪になった」「中学生の息子が部屋で勉強していると思ったら、教科書の下にスマホを隠して動画を見ていた」といった保護者の悲鳴は後を絶ちません。一方で、子ども側の声に耳を傾けると「やりたい気持ちはあるのに、量が多すぎてどこから手をつければいいか分からず固まってしまう」「親に急かされると一気にやる気が消える」という本音が目立ちます。
都内の学習塾教室長への取材でも、次のようなリアルな指摘がありました。
「宿題が遅い子の9割は、能力の問題ではなく『机の上の散乱』と『最初の一歩のハードルの高さ』で躓いています。最初に着手するプリントの1問目に鉛筆を置くところまでを大人がサポートし、あとはタイマーで区切るだけで、所要時間が半分以下に縮まる事例を数多く見てきました」