乳製品の価格は下がる気配を見せない。欧州からの輸入チーズも、円安と輸送コストの上昇で高止まりしたままだ。ピザ生地の主役である小麦粉も同様である。これらダブルの打撃を受けながら、なぜ「もう1枚タダ」が成立するのか。
答えは単純なコストカットだけではない。メニュー構成の巧妙な見直しがある。トッピングの量をミリグラム単位で調整し、高価な肉類から国産の代替食材への切り替えを進めるなど、各社は目に見えない部分での工夫を凝らしている。味を落とさずに利益を残す、まさに綱渡りの開発競争が日々繰り広げられているのだ。