山代温泉の中心部にどっしりと佇む木造二階建ての建物。これが、2010年に明治時代の総湯(共同浴場)を忠実に復元して建てられた施設だ。外観のこけら葺きの屋根や、地元産の杉材をふんだんに使った壁面は、歳月を経てすっかり街並みに馴染んでいる。一歩足を踏み入れれば、木の温もりと、どこか懐かしい温泉の香りが鼻腔をくすぐる。設計段階から当時の図面や文献を徹底的にリサーチし、釘を極力使わない伝統工法で組み上げられたというから驚きだ。
北陸新幹線延伸から2年、なぜ今「湯の曲輪」が人々を引きつけるのか?明治の湯浴みを完全再現した共同浴場の魔力
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