メジャー映画の予算が縮小し、安全牌ばかりを狙ったキャスティングが続く中、最もエキサイティングな挑戦が行われているのはミニシアター系、いわゆるインディーズの現場です。ここでは、知名度は低くとも、狂気的なまでの熱量を持った俳優たちがしのぎを削っています。
SNSの口コミから火がつき、最終的にカンヌやベルリンといった国際映画祭で脚光を浴びるケースも珍しくなくなりました。大手のプロモーション力に頼らず、自らの肉体と声だけで観客をスクリーンに釘付けにする。そんな泥臭くも強靭な表現者たちが、今の日本映画の質を底上げしている事実は無視できません。