実際に成果を出している現場の熱量は高い。世田谷区で中古マンションのリノベーション事業を手がけるある工務店は、従来の全戸一律ポスティングを全廃。築年数や住人の家族構成データを反映させた特製紙媒体へと切り替えた。
「以前は1万部配って問い合わせが2〜3件あれば良い方でした。しかし、各部屋の間取りや悩みにピンポイントで触れる紙面に変えてからは、わずか1,000部の配布で12件の個別相談予約が入ったんです。反響率は実に3.8倍。来店されたお客様は『自分の家のことを分かってくれている』と、最初から強い信頼感を寄せてくださいます」と、同社のマーケティング担当者は語る。
高級宅配弁当を扱う都内の飲食店でも同様だ。法人顧客の役職や過去の注文履歴に応じた個別メッセージを添えたチラシを同封したところ、リピート注文率が前年比で45%向上。割引クーポンに頼らないブランディングが成功を収めている。