贈答品市場の最新トレンドを読み解くと、伝統的な百貨店とオンラインモールの双方で消費行動に興味深い変化が見られる。日本百貨店協会の売り場担当者によれば、近年は単なるモノの提供にとどまらず、心に響く「ストーリー」や「上質な体験」を求める顧客が急増しているという。肌触りの良いシルク製品や、軽量で体に負担をかけない高級寝具などが売れ筋の上位を占める。
一方で、インターネット通販の楽天市場やギフト特化型プラットフォームのギフトモールでは、パーソナライズされた記念品の需要が爆発的に伸びている。90年前の誕生日の新聞が添えられた名入れのお酒や、家族の集合写真から描く温かみのある似顔絵額、感謝の言葉を刻んだオーダーメイドの感謝状などが圧倒的な支持を集めている。距離の離れた親戚からも手軽に高品質な贈り物を手配できるインフラが整ったと言える。