幼少期の木村少年を一言で表すなら、まさに「破天荒」そのものだった。近所の高木へ果敢に登り、擦り傷や青あざを作らない日はないほど傷だらけの毎日。周囲の大人がハラハラするような冒険を繰り返す中で、彼は痛みと引き換えに恐怖を克服する術を身体で覚えていった。勝利への執着や負けず嫌いな性格は、この野生味あふれる日常の中で自然と磨かれていったのだ。
そんな彼の有り余るエネルギーを正しく導いたのが、小学校時代に出会った恩師の存在だった。型にはまらない木村の破天荒な行動を頭ごなしに否定せず、「お前のその強い眼差しとまっすぐな情熱は、将来必ず大きな武器になる」と才能の芽を見抜いた。自分を正当に評価し、個性をそのまま受け止めてくれた恩師の温かい言葉は、後にトップアイドルへと駆け上がる彼の確固たる自信の原点となった。