今回判明した未公開のプロット草案によれば、新政府の巨頭・西郷隆盛が下したある政治的決断が物語の決定的な引き金となっている。薩長を中心とする官軍が東征を進める中、裏で糸を引く政治家たちの冷酷な計算と、生き残りを賭けた小藩の悲痛な選択。かつて名脚本家として日本映画史に名を刻んだ笠原和夫が残した幻のプロットには、美化された維新の英雄像に対する辛辣な批判が込められていた。官軍側が掲げる「錦の御旗」の裏側で繰り広げられた権力闘争の泥臭さこそ、本作が突きつける最大のテーマである。
勝てば官軍の真実!映画『十一人の賊軍』が暴く歴史と権力の裏側
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