現代のエンターテインメント空間では、一度ネット上に浮上したネガティブワードがアルゴリズムの負の連鎖によって増幅されやすい。検索窓に名前を入れた際、予測変換に悪意ある言葉が並ぶ「サジェスト汚染」は、対象となる表現者のイメージを大きく損なう深刻な問題だ。
特に近年は、配信プラットフォームの普及に伴い、過去の映像作品や切り抜きコンテンツが文脈を無視して再消費される傾向が強まっている。TVerやNetflixなどで配信されている過去コンテンツの一場面だけが切り取られ、前後の文脈を欠いた状態で拡散されることで、あたかもプライベートでトラブルを起こしたかのような錯覚を視聴者に与えてしまうリスクが常にあるのだ。