厚生労働省の各種雇用均等基本調査などを紐解くと、総合職として働く女性の割合は年々増加しており、それに伴い女性総合職の約3割から4割が転勤を経験するというデータも見受けられます。かつては男性中心だった全国転勤ですが、女性活躍推進法の定着に伴い、性別を問わず公平に配置転換を行う企業が標準となりました。
しかし、制度上の公平性が進んだ結果として、女性特有のライフイベントとの衝突に悩む人が急増しています。20代後半から30代にかけてのキャリア形成期は、結婚や妊娠・出産といった私生活の重要な節目と重なりやすい時期です。昇進の機会を得られる喜びを感じつつも、「なぜ今このタイミングなのか」と葛藤する女性が後を絶たないのが現状です。