高齢者の便秘は危険サイン?治らない原因と即効解消法・受診目安を解説

高齢者の便秘は危険サイン?治らない原因と即効解消法・受診目安を解説

高齢者の便秘は危険サイン?治らない原因と即効解消法・受診目安を解説についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

シニア世代において便秘の悩みが急増し、なかなか改善しない背景には、複数の身体的・環境的要因が重なっている実態があります。若い世代の便秘とは異なり、加齢に伴う構造的な変化が大きく関与しています。

第一に挙げられるのが、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が衰える「弛緩性(しかんせい)便秘」の増加です。腹筋や骨盤底筋群の筋力が低下することで、便を押し出す力そのものが弱まり、腸管内に便が長期間滞留しやすくなります。滞留時間が延びるほど便の水分が腸壁に吸収され、硬くカチカチになってさらに排出しづらくなるという悪循環に陥ります。

第二に、「直腸性便秘」の合併です。直腸に便が到達しても便意を感じる神経の感度が鈍くなり、トイレに行きたいという感覚そのものが起きにくくなります。その結果、直腸内で巨大な便塊が形成されてしまいます。

さらに見落とせないのが、服用薬による影響(薬剤性便秘)です。高血圧の治療に用いられるカルシウム拮抗薬、頻尿治療薬(抗コリン薬)、パーキンソン病治療薬、精神安定剤、強い鎮痛薬などは腸の動きを抑える副作用を持つものが多く、持病の治療に伴って便秘が慢性化するケースが後を絶ちません。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。