数年間の任期を全うし、自衛官の制服を脱いだ彼女が次に向かったのは、誰も予想しなかった芸能界という荒波だった。自衛隊で培ったタフさと明るさを買われ、大手芸能事務所サンミュージックプロダクションに所属が決定。ここから、元自衛官タレントという唯一無二の肩書を引っ提げた新たな行軍が始まった。
当初は「元自衛官」というイロモノ扱いを受けることも少なくなかった。しかし、彼女は自衛隊時代に仕込まれた「どんな任務も完遂する」という鉄の規律を芸能現場でも徹底的に貫いた。過酷なロケ現場でも文句ひとつ漏らさず、現場スタッフを鼓舞する姿は瞬く間に評判を呼び、業界内での確固たる地位を築いていったのだ。