医療の進歩に伴い、現在では副作用を抑えた「超低用量ピル(LEP)」が主流となっています。しかし、ここに落とし穴があります。エストロゲン配合量を極限まで減らした超低用量ピルは、体への負担が少ない反面、一部の女性にとっては「ホルモンを抑え込む力が弱すぎる」ことがあるのです。結果として、排卵が完全に抑制されず、PMSの症状が残ってしまう現象が報告されています。
また、2026年現在、ピルの処方は「一律の選択」から「オーダーメイド」へと移行しています。第4世代と呼ばれるドロスピレノン配合のピル(ヤズなど)は、むくみや気分の浮き沈みに強いとされていますが、これも万能ではありません。医師と相談し、あえてエストロゲン量が少し多い「低用量ピル」に戻したり、黄体ホルモンの種類を変えたりする柔軟な選択が、今改めて求められています。