2010年代半ば、日本のYouTube界に彗星のごとく現れた「プリンセス姫スイートTV」。お城のような豪華な部屋でドレスをまとって遊ぶひめちゃんの姿は、瞬く間に多くの子どもたちの心を掴んだ。その企画・演出の多くを手がけていたのがママである。彼女は単なる「出演者の母親」に留まらず、チャンネルのブランディングを決定づける敏腕プロデューサーだった。
しかし、急速な成功の裏には、常にプライベートの切り売りというリスクがつきまとっていた。動画の再生回数が億単位に達する一方で、家族の関係性やプライバシーに関する憶測がネット上で過熱。ブームの絶頂期から徐々に、チャンネルの運営方針や出演メンバーの変更など、表舞台での変化が目立つようになっていく。