大炎上劇から時が流れた2026年現在、血液クレンジングを取り巻く環境はどう変化したのか。過剰なタレントPRは影を潜めたものの、名前を「血液オゾンバイタル療法」や「細胞デトックスケア」などとマイナーチェンジし、形を変えて潜伏するサロンは今なおゼロになっていない。
一方で、ネットユーザーの「ファクトチェック能力」は確実に進化している。5ちゃんねるの議論に端を発したファクトチェックの文化は、現代のSNSユーザーにも深く根付いた。誇大広告や疑わしい医療情報に対しては、即座に医学論文や専門家の反論がリプライ欄に提示される時代となった。ネットの集団知が医療情報のスクリーニング機能として機能し始めている点は、あの騒動が残した数少ないポジティブな遺産といえる。