1990年代後半、お笑い界に一大ブームを巻き起こした『ボキャブラ天国』。底ぬけAIR-LINEのメンバーとして脚光を浴びた彼は、当時から圧倒的なお笑いIQの高さを評価されていた。しかし、爆発的なブレイクには至らず、試行錯誤の時代が長く続く。
転機となったのは、音楽とコントを融合させた「リズムネタ」への飽くなきこだわりだった。既存のお笑い芸能界のフレームワークに収まらない彼のアイデアは、やがてインターネットという広大なプラットフォームと出会う。言葉の壁を超えて一瞬で人の心を掴むキャッチーな音作りと映像表現は、まさにYouTubeという時代の波と完璧にシンクロしたのだった。