タレントとしての成功に甘んじることなく、独自の道を開拓していった。メディアの型にはめられたキャラクター像から抜け出し、個人のビジョンを形にするため設立されたのが株式会社比嘉企画だ。自身のルーツやアイデンティティを再確認しながら、よりダイレクトに社会へ発信するための拠点となった。
世間が抱くイメージと実際の自己像との乖離に悩みながらも、ジェンダーレス・多様性カルチャーのフロントランナーとしての役割を果たそうとした姿勢は、多くの当事者たちに勇気を与えた。個人の尊厳を守りながら働くための基盤作りは、当時のタレント活動の枠組みを超えた挑戦であった。