一方で、60代半ばを迎えたシニア世代の急激な体重減少には、医学的な懸念もつきまとう。老年医学の専門家は、「高齢期における急激な減量は、筋肉量が減少する『サルコペニア』を引き起こしやすく、免疫力の低下や骨折のリスクを高める」と警鐘を鳴らす。
佐藤浩市の場合、専属のパーソナルトレーナーと管理栄養士の厳格な指導のもとで減量が行われているとされているが、一般のシニアがこれを真似ることは極めて危険だ。プロフェッショナルによる徹底した管理があるからこそ成立する肉体改造であり、そこには健康維持と役作りのせめぎ合いが存在する。彼が健康を維持しながらスクリーンで輝き続けられるのは、徹底した自己管理能力の賜物と言えるだろう。