セルフメディケーションとして優秀な選択肢であることは間違いないが、市販薬には明確な限界点も存在する。産婦人科医は「市販の生薬製剤を1ヶ月以上続けてもまったく症状の改善が見られない場合や、日常の社会生活に支障をきたすほどの重度なうつ状態、不正出血を伴う場合は、自己判断を中断して早急に専門医を受診すべきだ」と警鐘を鳴らす。
特に更年期世代における不正出血や激しい腹痛は、子宮筋腫や子宮内膜症、あるいは子宮がんなどの重大な疾患が隠れているリスクを否定できない。市販薬で一時的に症状をごまかしてしまうことが、発見の遅れに繋がっては本末転倒だ。セルフケアはあくまで「未病の改善」や「軽度な不調の緩和」と位置づけ、違和感を覚えたら迷わず医療機関の門を叩く柔軟性が求められる。