救助者の不安を拭い、女性患者へのAED装着率を向上させるため、行政と民間団体が手を取り合った取り組みが加速している。公益財団法人日本心臓財団や厚生労働省は、AED普及啓発プロジェクトを通じて、「服を着たままでもパッドは貼れる」「三角巾やプライバシーシートを活用する」といった実用的な知識の拡散に力を注ぐ。
同時に、医療機器産業の現場でも技術革新が進む。近年の機器には、イラストと音声ガイドで服を脱がさずにパッドを貼る手順を指示する機能や、設置ボックス内に目隠し用の大型三角巾が標準同梱されるケースが増えた。ハード・ソフトの両面から、救助者が迷いなく一歩を踏み出せる環境整備が進められている。