飲酒運転に対する社会の眼差しは年々厳しさを増している。警察庁が公表する統計を見ても、飲酒運転に起因する死亡事故率は通常の事故に比べて格段に高い。この惨状を食い止めるべく、全国で官民一体となった「飲酒運転根絶プロジェクト」が強力に推進されている。
行政の動きも素早い。金融庁は損害保険会社に対し、適切な保険金支払い体制の維持と同時に、悪質な過失事故に対する厳正な審査を指導している。アルコール検知器の活用義務化など、道路交通法の運用強化と連動し、保険制度が飲酒運転の抜け道にならないよう厳しい監視の目が向けられているのだ。
酒気帯び運転や酒酔い運転で事故を起こせば、免許取消処分や長期の欠格期間、さらには懲役刑を含む刑事罰が容赦なく科される。社会的地位の喪失と金銭的困窮が同時に押し寄せる。