両者の楽曲を聴き比べると、その大胆なアレンジの妙に驚かされます。原曲のHAWAIIAN6版は、全編英語詞でドライブ感のあるギターリフとタイトなビートが炸裂する、約2分強のストレートなパンクロックです。
対してSEKAI NO OWARIによるカバー版は、原曲の持つエモーショナルな主旋律の美しさを抽出した上で、アコースティックギターやブラスセクション、トイピアノを取り入れた温かみのあるポップミュージックへと昇華させています。テンポを落とし、一音一音の響きを際立たせることで、メロディ本来の切なさとキャッチーさが前面に押し出されました。
サウンドアプローチは大きく異なるものの、原曲が放つ「胸を締め付けるノスタルジー」という本質的な魅力は見事に継承されており、単なる模倣にとどまらないオリジナルへの最高のオマージュとなっています。