熱が出ない?B型インフルエンザの特徴と下痢・初期症状の落とし穴

熱が出ない?B型インフルエンザの特徴と下痢・初期症状の落とし穴

熱が出ない?B型インフルエンザの特徴と下痢・初期症状の落とし穴に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。専門的な情報をご確認ください。

Q1:熱がまったく出ない場合でも、会社や学校を休まなければなりませんか?
A1:出席停止・休業の対象になります。学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)」と定められています。平熱のまま診断されたケースでは、明確な初期症状(倦怠感、咽頭痛、下痢など)が現れた日を「発症日(0日目)」とし、医師の診断書や指示に従って最低5日間の自宅待機を行うのが公衆衛生上の標準的対応です。

Q2:今シーズンすでにA型にかかりました。それでもB型に感染することはありますか?
A2:確実に感染します。A型インフルエンザとB型インフルエンザはウイルスとしての抗原性が根本から異なるため、A型に感染して獲得した抗体はB型に対して交差免疫(防御力)を発揮しません。実際、12月にA型に罹患し、2月にB型に再感染して「ワンシーズンで2回インフルエンザにかかった」という患者は毎年多数存在します。

Q3:下痢や激しい腹痛がある場合、市販の下痢止めを飲んでも問題ありませんか?
A3:自己判断での強力な市販下痢止め(ロペラミド塩酸塩など)の服用は避けてください。下痢は、侵入したウイルスやその毒素を体外へ排出しようとする生体防御反応です。下痢止めで腸管運動を無理に止めてしまうと、毒素が体内に停滞して病状が悪化したり、回復が大幅に遅れたりする恐れがあります。まずは経口補水液などで水分と電解質を補給し、速やかに医師の処方を受けてください。

Q4:市販の抗原検査キットを使用する場合、注意すべき点は何ですか?
A4:必ず「第1類医薬品」または「一般用検査薬(OTC)」として国から承認されたキットを選んでください。研究用と称される安価なキットは精度が保証されていません。また、前述の通り発症直後はウイルス量が足りず偽陰性が出やすいため、症状が現れてから半日〜1日程度待ってから検査することが判定の信頼性を高める鉄則です。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。