ネット上には「深海魚を食べるとお腹を壊す」「有毒な魚が混ざっているのではないか」といった誤解や不安の声が散見されます。この点について、食品衛生法および水産流通の観点から検証します。
まず、過去に「下痢を引き起こす」として話題になったバラムツやアブラソコムツは、人体で消化できないワックスエステルを大量に含むため、食品衛生法により販売・提供が厳しく禁止されています。新宿の飲食店で合法的に提供されているアブラボウズやトウジンなどは通常の脂質(トリグリセリド)が主成分であり、適量を食べる分には健康被害の心配はありません(※アブラボウズは脂質が非常に高いため、一度に大量摂取すると胃もたれを起こす場合があります)。
また、深海魚は水深数百メートルの高圧・低温環境で生きているため、養殖が一切不可能です。提供されるすべての個体が「100%天然の完全無添加食材」であり、重金属汚染の少ない清浄な深海域で育った安全な水産資源である点も知っておくべき事実です。