シバンムシは屋外からわずかな隙間や網戸をすり抜けて侵入するだけでなく、購入した食品や観葉植物に付着して持ち込まれるケースも目立ちます。一度室内に侵入すると、以下のような「見落としがちな場所」を発生源として爆発的に繁殖します。
1. キッチンの開封済み乾燥食品
小麦粉、お好み焼き粉、パスタ、そうめん、米、かつお節、煮干し、香辛料、スナック菓子など。輪ゴムやクリップで止めただけの密閉されていない袋は格好のターゲットになります。
2. ペットフードやドライフラワー
置きっぱなしのキャットフードやドッグフード、鳥のエサ、観賞用のドライフラワーやポプリ、漢方薬も主要な発生源です。
3. 和室の畳(特に本藁床)
建材被害の代表例が畳です。藁(わら)を芯材に使った昔ながらの畳床は、湿気と栄養が揃ったシバンムシの絶好の住処となります。畳の表面に1ミリ程度の小さな穴が無数に開いていたら、内部で大量発生した成虫が外へ脱出した痕跡です。
4. 書籍・段ボール・押し入れの奥
古本や古文書の糊(のり)、放置された段ボールの隙間も幼虫の生息場所になります。発生源を特定するには、室内を飛び回る成虫の数が多いエリアの収納棚や食品ストッカーを徹底的に点検し、粉末状のフンや穴の開いたパッケージを探し出す作業が欠かせません。