若手俳優の登竜門として絶対的な権威を持つのが、NHKの連続テレビ小説と大河ドラマです。大河ドラマの子役キャストに選ばれることは、国民的知名度を獲得するための最大のパスポートといっても過言ではありません。
こうした大役を射止める背景には、劇団ひまわり、テアトルアカデミー、クラージュキッズ、ジョビィキッズといった大手子役事務所の評判と育成システムの存在があります。現場のマナー指導からオーディション用の実践的な立ち振る舞いまで、徹底したカリキュラムが組まれています。
しかし、その門戸は極めて狭き門です。主要キャストを決める子役のオーディション倍率は、一般的な案件でも300倍から500倍、朝ドラや大河ドラマの主要ポストになれば1,000倍を超えることも珍しくありません。膨大な応募者の中から選ばれるためには、圧倒的な個性と、カメラテストでの瞬発力が必須条件となります。