博多の森陸上競技場といえば、日本のトラック&フィールド史に刻まれる数々の名勝負の舞台となってきた。公益財団法人日本陸上競技連盟が主催する日本陸上競技選手権大会をはじめ、日本トップクラスのアスリートが集結する最高峰の大会が幾度も開催されてきた歴史がある。
中でも語り草となっているのが、男子100m・200mで世界レベルの走りを見せたサニブラウン・アブデル・ハキームや、日本人初の9秒台をたたき出した桐生祥秀らスピードスターたちが繰り広げた熾烈なタイムレースだ。超満員の観客が固唾をのんで見守る中、このトラックで記録された一瞬のドラマは、今なおファンの間で熱く語り継がれている。