音楽ビジネスの視点からも、彼女たちの歩みは実に興味深い。所属事務所であるソニー・ミュージックアーティスツと、レーベルのエピックレコードジャパンは、彼女たちの自由な音楽性を最大限に尊重する環境を作り上げた。アメリカン・オルタナティブや60年代フレンチポップの要素を巧みに取り入れたパワー・ポップ路線は、流行に左右されない強固なアイデンティティとなった。
吉村由美というボーカリストの真骨頂は、どれほど複雑なトラックや疾走感あるパワー・ポップに乗っても、自らのスタイルを一切崩さない点にある。ソニー・ミュージックアーティスツとエピックレコードジャパンの強力なバックアップのもと、彼女は長年にわたり質の高い作品を提示し続け、音楽業界関係者からも絶大な信頼を獲得していった。