この楽曲を語る上で決して外せないのが、伝説的ドラマで主演を務めた明石家さんまと大竹しのぶの存在だ。二人が画面越しに繰り広げるテンポの良い掛け合い、大人たちの本音と建前、そして都会的で少し背伸びした恋愛模様。その余韻をそのまま引き継ぐように流れる『CHA-CHA-CHA』は、視聴者の興奮を最高潮へと導いた。
リアルな台詞回しと軽妙な駆け引き。金曜の夜9時、街から人が消えるとまで言われた伝説の空気感は、画面の中の男女だけでなく、テレビの前に座るすべての人々を魅了した。ドラマのストーリーと楽曲が見事にシンクロした瞬間、音楽は映像の付属物ではなく、時代の感情そのものを代弁する存在へと進化を果たしたのである。