現在の巨万の富を語る上で欠かせないのが、2000年代初頭に社会現象となった「マツイ棒」をはじめとするプロデュース商品の存在です。割り箸にキッチンペーパーと輪ゴムを巻き付けた掃除グッズは、主婦層を中心に爆発的な支持を集め、関連書籍はミリオンセラーを記録しました。
さらに、自身が開発を手がけた圧力鍋「マジッククッキング」や包丁などの調理器具もテレビ通販で記録的なセールスを樹立。これらのロイヤリティやプロデュース料によるビジネス収入は累計で数十億円に達したとされています。特筆すべきは、松居氏がこの莫大な事業収入を単に贅沢品へと消費するのではなく、次なる投資への「種銭(元手資金)」として冷徹にプールし、運用の元本へと転換した点にあります。