近年のフィットネス業界において、上半身ばかりを肥大化させ下半身を放置するトレーニーの増加が議論を呼んでいる。ベンチプレスや腕立て伏せで胸や腕を膨らませる作業は達成感が得られやすい。その一方で、吐き気がするほどキツい脚のトレーニングは、ついつい後回しにされがちだ。結果として誕生するのが、アンバランスな体型である。
このアンバランスさは、決して見た目だけの問題ではない。土台となる下半身が弱いまま重いウエイトを扱えば、腰や膝への負担が跳ね上がる。全身の連動性が損なわれ、本来持っている運動能力をフルに発揮できなくなるのだ。多くの専門家が「下半身こそがボディメイクの核心」と警鐘を鳴らす理由はここにある。