騒動の発端は、2017年9月7日発売の「週刊文春」が報じた週刊文春における山尾志桜里氏の記事内容でした。当時の民進党は前原誠司代表の新体制を発足させた直後で、知名度と発信力に優れた山尾氏を党ナンバー2の幹事長に起用する方針を固め、メディア各社も「初の女性幹事長誕生」と大々的に速報を打っていました。
しかし、発売直前に持ち上がったのが、9歳年下の既婚弁護士・倉持麟太郎氏との「週4回密会」疑惑です。文春の取材班は、都内の高級ホテルや山尾氏の個人事務所、倉持氏の自宅マンションを行き来する2人の姿を克明に記録し、写真付きで報じました。民進党執行部は事態を極めて重く受け止め、事実上の更迭となる民進党幹事長の内定辞任を余儀なくされました。
報道当日の夜に開かれた山尾志桜里氏の記者会見による釈明では、「ホテルには政策の打ち合わせや資料整理のために滞在した」「男女の関係はない」と疑惑を明確に否定。しかし、質疑応答を一切受け付けずに会場を後にした姿勢がメディアや世論から「一方的な幕引き」と猛烈な批判を浴びることになります。党内からの風当たりも強まり、最終的に自ら離党届を提出するに至ったのが、一連の山尾志桜里氏の離党理由の核心でした。