カサノバからバトンを受け継いだ日色保は、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人トップなどを歴任した実力派の経営者である。日色が取り組んだのは、カサノバが復活させたブランド力をベースに、強固なデジタル基盤と最新のオペレーションシステムを構築することであった。
公式アプリのモバイルオーダー導入、Uber Eatsを活用した柔軟な配送網の構築、自社によるマックデリバリーの全国展開を一気に加速。新型コロナウイルス感染症のパンデミック期においても、感染予防対策と非接触型注文の即座な導入により、外食産業全体が苦境に立たされる中で独走状態を維持した。デジタルとリアルの融合を果たした日色の手腕は、現代のファストフードビジネスにおける標準モデルを確立したと言える。