SNSや美容系コミュニティでは、「吉高由里子さんのボブを真似したら、重たいおかっぱ頭になってしまった」「前髪がぺたんこになって老けて見える」といった失敗の声が散見されます。なぜ写真と同じように切ってもイメージ通りにならないのでしょうか。美容現場の観察データから見えてきた3つの落とし穴を検証します。
失敗原因1:毛先のパツッと感(ライン感)の残しすぎ
『最愛』のボブは一見ストレートな切りっぱなしに見えますが、プロのスタイリストの手によって絶妙な質感調整が施されています。ただ真っ直ぐ平行にカットしただけでは、日本人特有の硬い髪質では横に広がってヘルメットのようなシルエットになってしまいます。カット時に毛先を先細りにするチョップカットやスライドカットが不可欠です。
失敗原因2:分け目をキッチリ決めすぎている
吉高由里子さんのこなれ感は、「曖昧な分け目」によって作られています。コームで定規のように直線の分け目を作ってしまうと、トップの根元が潰れて生々しい印象になります。ジグザグに分け目を取り、左右どちらか7:3〜8:2の比率でふんわりと流すことが抜け感を生む絶対条件です。
失敗原因3:スタイリング剤の質感ミスマッチ
吉高風ヘアの艶やかさは、ドライな状態のままでは再現できません。かといって重すぎるワックスを使うと毛束が固まり、アンニュイな揺れ感が失われます。現場のヘアメイクでも多用される、軽めのヘアオイルやバームを手のひらに薄く伸ばし、内側から空気を含ませるように揉み込むのが鉄則です。