実際に自分に合ったアイウェアを選ぶ際は、使用するシチュエーションとレンズの光学特性を一致させることが極めて重要です。
① 室内・デスクワーク用途(室内用サングラス・FL-41)
オフィスや自宅のLED照明、モニターの光が辛い場合は、可視光線透過率が50%〜70%程度の薄いレンズを選択します。色が濃すぎないため瞳孔が開きすぎず、同僚や家族とのコミュニケーションでも違和感を与えません。カラーはFL-41レンズ(薄いピンク〜ローズ系)が最適です。
② 屋外・日中の外出用途(偏光レンズ・遮光眼鏡)
快晴時のアスファルトの照り返しやビルのガラス反射が発作の引き金になる場合は、偏光機能付きレンズまたはブラウン系の遮光レンズを選びます。紫外線(UV400)を99%以上カットしつつ、可視光線透過率30%〜40%程度の適度な明るさを保つものがベストバランスです。
③ フレームの形状と遮光性
レンズだけでなく、フレームの設計にも注目してください。レンズの上下やサイドの隙間から差し込む光(迷光)は、脳にとって強いストレスとなります。顔のカーブに沿った密着度の高いデザインや、サイドガード付きのフレームを選ぶことで、光の侵入を劇的にカットできます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
偏頭痛対策としてのアイウェア導入にあたっては、自身の症状ステージと正しい付き合い方を冷静に見極める必要があります。
【導入を強くおすすめできる人】
- 蛍光灯の明かりの下にいるとこめかみがズキズキと痛み始める人
- 車の運転中に対向車のライトや路面の反射で強い目の痛みを覚える人
- すでに医療機関で偏頭痛の診断を受けており、薬物療法と併用して非薬物療法を取り入れたい人
【自己判断での購入に慎重になるべき人】
- 突然激しい頭痛に襲われたり、手足のしびれや言語障害など今まで経験のない神経症状を伴う人(くも膜下出血や脳血管障害の可能性があるため、直ちに脳神経外科や救急外来を受診してください)
- 「暗ければ暗いほど安心」と一日中濃いサングラスを外せなくなっている人(眼科や頭痛外来で暗順応のリセット指導を受ける必要があります)