タレントのグループ脱退や事務所退所には、常に「メンバー間の不仲」「事務所との対立」といったセンセーショナルな噂がつきまといます。錦戸亮のNEWS脱退、そして後の関ジャニ∞退所時にも、SNSや掲示板で様々な憶測が飛び交いました。しかし、一次資料や関係者の証言を丹念に検証すると、実態は噂とは大きくかけ離れています。
まずNEWSメンバーとの関係性についてですが、脱退発表当時のメンバーコメントやその後の言動を振り返っても、敵対関係が生じた形跡はありません。実際に加藤シゲアキや小山慶一郎らは、兼任による錦戸の負担が並大抵ではないことを間近で理解しており、後年のテレビ番組や雑誌インタビューでも「亮ちゃんのスケジュールは本当に過酷だった」「迷惑をかけたと言ってくれたけれど、亮ちゃんが引っ張ってくれた部分は計り知れない」と敬意を込めて語っています。
また、関ジャニ∞の渋谷すばるが2018年にグループを去った際、錦戸は記者会見の場に立ち、誰よりも強い覚悟を持ってグループを継続させる意欲を語っていました。その錦戸自身が2019年に退所を選んだ理由は、メンバーとの軋轢ではなく、「40代を迎えるにあたり、すべての責任を自分で背負い、自分の表現を突き詰めたい」という作家・アーティストとしての純粋な自立欲求でした。実際に退所後も、古巣のメンバーたちの活躍を温かく見守る姿勢を崩しておらず、ネット上の「確執説」は商業的な煽りに過ぎなかったことが証明されています。