安田章大の病気が発覚したのは、2017年2月上旬のことでした。日常的な違和感やめまいなどの異変をきっかけに精密検査を受けたところ、脳の保護膜である髄膜に発生する良性腫瘍「髄膜腫(ずいまくしゅ)」が発見されました。
当時、腫瘍の大きさは野球ボールより一回り小さい約7〜8センチ(卵大)に達しており、脳の重要な領域を圧迫しかねない深刻な状態でした。発見直後に都内の病院へ極秘入院し、頭蓋骨を開いて腫瘍を摘出する開頭手術を敢行。手術時間は約8時間におよぶ大手術となりました。
病理検査の結果は良性であり、早期発見・早期手術によって腫瘍の全摘出に成功しました。しかし、当時の所属事務所や関係各所、そして何よりファンに余計な心配をかけたくないという本人の強い意志により、この事実は一切公にされず、術後わずか数週間で現場への復帰を果たしていました。