手話には、身振りや概念を1つの動作で表す「単語手話」と、日本語の音(五十音)を手の形で1文字ずつ再現する「指文字」が存在します。指文字は、人名や駅名、手話単語が存在しない新しい外来語などを正確に相手へ伝えるために欠かせないコミュニケーションの土台です。
初心者が混同しやすいポイントとして、手話における数字と五十音の違いが挙げられます。例えば、指を3本立てる形は、五十音の「み(数字の3)」を表す場合と、単語としての「数字の3」を表す場合で、指の向きやコンテクストが異なります。五十音の指文字は基本的に手の平を相手側に向け、胸の前あたりでコンパクトに形作ることが日本手話の指文字ルールにおける標準です。