エネルギー転換の波が押し寄せるなか、ENEOSホールディングスや出光興産といった主要企業がしのぎを削るガソリンスタンド業界において、洗車サービスの価値はかつてないほど高まっている。単なる給油所から総合的なモビリティ拠点へと脱皮を図るなか、店舗の収益と顧客満足度を支える牽引役となっているのが最新型の自動洗車設備だ。
この分野で国内トップシェアを誇る株式会社ダイフクをはじめとする機器メーカーは、極細スポンジブラシや高圧水流を組み合わせた革新的なマシンを次々と現場へ投入。従来のカチカチとしたプラスチックブラシは姿を消し、塗装を傷つけにくい軟質素材が標準となった。自動車整備・カーケア業界全体が「車を美しく保つ手間をいかに減らすか」に注力するなか、セルフ洗車機の技術革新は留まるところを知らない。