インスタグラムのストーリーズやTikTokで、美味しそうな料理の背後に写り込む「手元」。かつては身内だけの食事会でしか指摘されなかった箸の持ち方が、今や全世界に向けて高画質で配信される時代だ。視聴者は料理そのものよりも、演者の箸の握り方に目を光らせている。
「どんなに美人でイケメンでも、箸の持ち方がおかしいだけで百年の恋も冷める」というコメントが数万件のいいねを集める光景は珍しくない。画面の向こう側の見知らぬ人々から下される容赦ないジャッジが、現代人の手元へのコンプレックスをさらに刺激している。