番組を支える大きな柱が、バラエティに富んだ歴代ゲストの存在です。ゲスト一覧を振り返ると、人気女優、グラビアアイドル、女性アナウンサー、お笑い芸人、ミュージシャンまで多岐にわたります。普段のトーク番組では見せない素の表情や、過去の恋愛事情、芸能界での挫折経験などが自然と語られるのが特徴です。
なぜ『二軒目どうする?』では、これほどまでにゲストが心を開いてしまうのか。そこには心理学的・社会学的な構造が存在します。
松岡昌宏の豪快でありながら相手を絶対に否定しない包容力と、博多大吉の冷静かつ的確なツッコミによる絶妙な相づちが、ゲストに「何を話しても受け止めてもらえる」という心理的安全性(Psychological Safety)を提供しています。さらに、スタジオ収録のような張り詰めた照明や観客が存在せず、大衆酒場のざわめきに包まれた空間(サードプレイス)に身を置くことで、心理的バウンダリー(防衛境界線)が自然と緩みます。
ゲストの告白が視聴者の共感を呼ぶのは、作られた演出ではなく、お酒と料理を媒介にした本物の対話が生まれているからに他なりません。