ウエンツ瑛士の人生観・結婚観において最大のターニングポイントとなったのが、レギュラー番組をすべて降板して挑んだイギリス・ロンドン留学です。
それまでの彼は、幼少期から芸能界で育ち、常に周囲に大人がいる環境で生活してきました。しかし、ロンドンでは誰も彼を「有名タレント」として扱いません。アパートの契約から日用品の買い出し、自炊、そして英語での演技レッスンまで、すべてを自分一人でこなす必要がありました。
この経験を通じて得た最大の収穫は、「孤独を肯定的に受け入れる力(ソリチュード)」でした。多くの人が「孤独=寂しいもの、避けるべきもの」と捉えがちですが、留学中のウエンツは自分自身と対話し、内省を深めることで、精神的な自立を確立しました。
日本にいた頃に感じていた「何歳までに結婚しなければならない」「家庭を持って一人前」という社会的同調圧力から完全に解放されたことで、パートナー選びにおいても「世間体」ではなく「自分にとって本当に心地よい関係性とは何か」を最優先するようになったのです。