石井萌々果の名を一躍全国区に押し上げたのは、間違いなく2009年のテレビ朝日系ドラマ『マイガール』でした。当時わずか6歳足らずだった彼女は、相葉雅紀演じる笠間正宗の亡き恋人の娘・コハル役を熱演。健気で心優しい少女の機微を繊細に演じ分け、視聴者の心を強く揺さぶりました。
父親役を務めた相葉雅紀との息の合った掛け合いは「本当の親子のようだ」と絶賛され、第13回日刊スポーツ・ドラマグランプリで助演女優賞を受賞するなど、子役の枠を超えた実力派として業界内外にその名を轟かせました。
彼女の魅力は天性の愛らしさだけでなく、監督の意図を瞬時に汲み取る高い読解力と集中力にありました。『マイガール』以降も数々の話題作に起用され、2000年代後半から2010年代前半のドラマシーンを彩る黄金期の子役として確固たる地位を築いたのです。