ネット上の掲示板やSNSでは時折、「芸能界の仕事が忙しくてスケートは片手間なのではないか」「姉たちの知名度に頼っているだけでは」といった厳しい声が散見されます。しかし、これらの見解は彼女が氷上で残してきた厳然たるデータを無視した誤解に過ぎません。
本田紗来のフィギュアスケートの実力は、兄妹の中でも「最もジャンプの回転軸が細く、技術的ポテンシャルが高い」と専門家から評されてきました。かつて日本代表として世界で戦った姉の本田真凜も、過去のインタビューで「兄妹の中で一番スケートの才能があるのは紗来」と公言していたほどです。
成長期特有の体型変化(身長の伸びによる重心の変化)に直面した際も、彼女は練習拠点で地道な体幹トレーニングとスケーティングの見直しを重ねました。アスリートとしての挫折や葛藤をメディアの前で過剰にアピールすることなく、氷上で淡々と結果を出し続ける姿勢は、プロフェッショナルそのものです。芸能活動で得た魅せる力(プレゼンス)をプログラムの表現力に還元し、競技者としての深みを増しています。