ファンの間で長年注目されてきたのが、グループを牽引したエースたちがグループを去った決断の背景です。報道資料や本人たちのインタビュー手記から見えてくるのは、綿密に計算されたキャリア戦略と、表現者としての純粋な向上心でした。
まず、2019年4月に卒業した指原莉乃卒業は、名実ともにグループのひとつの時代の区切りとなりました。指原はプレイングマネージャーとしての重責を全うした後、太田プロダクション所属のままタレントとしてトップを走り続ける一方、アイドルグループ(=LOVE、≠ME、ほぼ同時期に立ち上げたニアジョイ等)のプロデュースやコスメブランドの立ち上げで実業家としても巨額の経済価値を生み出し続けています。
そして宮脇咲良現在は、K-POPトップガールズグループ「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」のSAKURAとしてグローバルチャートを席巻しています。IZ*ONEでの期間限定活動を経て2026年6月にHKT48を卒業した彼女は、韓国の大手レーベル傘下・SOURCE MUSICへと移籍。「常に挑戦者でありたい」という本人の強い意志通り、世界規模のツアーやビルボード上位進出を果たす世界的ポップスターへと進化を遂げました。
女優業への転身組も見事な足跡を残しています。矢吹奈子所属事務所は大手芸能プロダクション「TWIN PLANET(ツインプラネット)」であり、2026年春の卒業以降、連続ドラマのメインキャストや舞台、情報番組のMCなど、確固たる演技力と親しみやすいキャラクターでポジションを確立しました。
一方、2026年にグループを巣立った田中美久卒業後の活躍も目覚ましく、カルチャー・エンタメ系の大手「アソビシステム」に籍を置き、グラビア界のトップランナーから女優・ファッションモデルへと表現の幅を一気に拡大しています。雑誌の表紙を飾りつつ、テレビドラマへの出演を重ねるその姿は、卒業後のセカンドブレイクの好例と言えます。
また、兒玉遥現在の活動は舞台・映画・ドラマを中心とした本格派女優としての評価が定着しています。エイベックス系列の事務所で地道に演技力を磨き、過去に手記や特番インタビューで率直に語った「休養期間中の葛藤とプレッシャー」を乗り越え、芯の強い女性像を演じ分けられる表現者として舞台関係者からの信頼を集めています。
バラエティ界で圧倒的なポジションを築いたのが村重杏奈移籍先として注目されたツインプラネット所属後の快進撃です。2026年末の卒業以降、指原莉乃譲りの軽快なトーク力と底抜けの明るさを武器に年間数百本のテレビ番組に出演し、CMや自身のプロデュースブランドでも確固たる地位を築き上げました。