ネット上やSNSでは、こどもの日にまつわる様々な俗説や疑問が飛び交っています。伝統の真実と現代の実態を照らし合わせ、誤解を解いていきます。
誤解1:「女の子がいる家庭はお祝いしてはいけない?」
これは明らかな誤解です。前述の通り、5月5日の「こどもの日」は国籍・性別を問わずすべての子どもの幸福を祝う国民の祝日です。3月3日の桃の節句(ひな祭り)でお祝いをした家庭であっても、5月5日に家族でごちそうを食べたり、菖蒲湯に入ったりして祝うことに何ら問題はありません。
誤解2:「兜や五月人形の使い回し・お下がりは縁起が悪い?」
伝統的な民俗信仰において、五月人形は「その子個人の厄を引き受ける身代わり」とされてきたため、古くは一人一体が基本とされていました。しかし現代においては、住宅の収納事情や経済合理性から、兄弟で一つの飾りを共有したり、父から子へ受け継いだりする家庭が全体の4割を超えています。人形供養の専門家も「代々大切に受け継ぐこともまた素晴らしい敬意の形」としており、過度にタブー視する必要はありません。