サモサとは、小麦粉に油と塩を練り込んだ生地でスパイシーな餡(あん)を包み、油でじっくりと揚げたインド発祥の揚げ春巻き・パイ風スナックです。立体的な三角錐(ピラミッド型)がトレードマークで、サクサクとした厚みのある皮とホクホクとした具材のコントラストが特徴となっています。
本場インド料理の食文化において、サモサは食事のメインディッシュではなく「チャート(軽食・スナック)」や「ナシュタ(朝食・おやつ)」として親しまれています。街中の屋台から高級ホテルのティータイムまであらゆる場所で提供され、現地の生活に完全に溶け込んでいる国民食です。
中身となるサモサの具材は、マッシュしたジャガイモとグリーンピースをベースに、クミンシード、コリアンダー、ターメリック、ガラムマサラ、ショウガ、青唐辛子などを炒め合わせたものが主流です。インドではヒンドゥー教徒のベジタリアン(菜食主義者)が多いため野菜のみで作られるものが一般的ですが、イスラム圏や一部地域では羊肉(マトン)や鶏肉(チキン)のひき肉を詰めた肉系サモサも絶大な支持を集めています。