劇中で見事なコンビネーションを発揮していた二人は、1972年生まれの同い年。現場に入れば互いの演技プランを瞬時に察知し、台本にないアドリブを繰り広げるなど、若き表現者として互いを深くリスペクトし合う関係性を築いていました。
関係者が当時を振り返るエピソードとして知られるのが、撮影の合間に見せていた無邪気な素顔です。多忙を極めるスケジュールの中でも、スタジオの片隅で学校の話や音楽の話に花を咲かせ、どちらからともなく冗談を言い合っては周囲のスタッフを笑わせていました。繊細でストイックな一面を持っていた石川博之にとって、天真爛漫で人を惹きつける太陽のような高橋良明は、もっとも心を許せる同世代の戦友だったと伝えられています。
互いの出演番組をチェックしては感想を伝え合うなど、切磋琢磨するライバルであり、誰よりも固い絆で結ばれた親友同士でした。